建設キャリアアップシステム 事業者登録代行

こんにちは。静岡県富士市の行政書士、髙橋なつきです。

前回に引き続き、今回のブログも建設キャリアアップシステムについての内容です!

前回のブログでもお伝えしました、建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)とは、現場で働く技能者の資格、社会保険加入状況、現場の就業履歴等を登録・蓄積する仕組みです。

2019年4月から本運用が開始され、令和5年度までにあらゆる工事でのCCUS完全実施に向け、現在公共工事現場を中心に普及が進んでいます。

前回のブログ→建設業許可/VISA/経営相談-高橋なつき行政書士事務所 富士市 富士宮市 (office-takahashich.com)

建設キャリアアップシステムで登録される情報は4つあります。

1)事業者情報

2)技能者情報

3)現場・契約情報

4)施工体制

工事に関わる全ての事業者が建設キャリアアップシステムに登録することで、具体的な就業履歴の蓄積が可能となります。

そして、このシステムを利用するためには、事業者・技能者共に登録が必要となります。

今回は、建設キャリアアップシステムを利用するために必要な事業者登録について、説明していきたいと思います。

事業者登録について

事業者登録を行うには、

➀ 認定登録機関申請

➁ インターネット申請 

の2種類があります。

認定登録機関とは、申請書類の受け取りや記入補助を行い、本人情報や資格などが正式なものかどうかを確認し、システム登録を行う窓口機関です。

➀の方法で申請を行う場合は、建設キャリアアップシステムHP上にある事業者登録・技能者登録の申請書(認定登録機関持ち込み専用)を印刷・記入の上、必要書類を持って登録機関へ赴き、手続きを行う必要があります。

※詳しくは、建設キャリアアップシステムHPをご確認下さい。

 →登録する: 建設キャリアアップシステム (ccus.jp)

➁の方法で申請する場合は、建設キャリアアップシステムホームページから、手順に沿って登録申請を行います。

必要書類

事業者登録では、登録時に事業者確認のため、以下の書類の提出が必要です。

・建設業許可証明書または建設業許可通知書    ※建設業許可がある場合

【 建設業許可がない法人の場合】

・事業税の確定申告書または納税証明書+履歴事項全部証明書

・資本金の確認証明書(履歴事項全部証明書 等) 

【建設業許可がない個人事業主、1人親方の場合】

・個人事業の開始届または納税証明書または所得税の確定申告書

さらに、該当者は下記の書類の提出が必要です

➀ 加入社会保険等証明書類

 ・健康保険加入証明書類

 ・年金保険加入証明書類

 ・雇用保険加入証明書類

➁ 建設業退職金共済制度加入証明書類

➂ 中小企業退職金共済制度加入証明書類

④ 労災保険特別加入証明書類

事業者登録までの流れ

 事業者登録までの流れは以下の通りです

➀ インターネットにアクセスし、登録申請を行う または 認定登録機関へ赴き申請手続きを行う

➁事業者登録料の支払い

➂建設キャリアアップシステム 事業者情報登録完了

 事業者ID・管理者ID通知の受領

④システム利用開始

      

事業者登録料について

建設キャリアアップシステムを利用するためには、5年ごとに事業者登録料を支払う必要があり、新規申請時に初回登録料の支払いを行います。

事業者登録料は、事業者の資本金の額によって0円~2,400,000円まであります。

事業者代行申請の流れ

当事務所では、建設キャリアアップシステム事業者登録・技能者登録の代行申請を承っております。

自社でインターネット申請をする場合、入力に時間が掛かったり、必要な情報を転記するのに苦労した、、なんて話もよく耳にします。

認定登録機関での申請は、機関へ出向かなければならず、これにもまとまった時間と労力が必要です。

当事務所にご依頼いただいた際には、下記のステップで代行申請を行います。

➀ 事業者様宛に「代行依頼受付票(兼質問票)」及び「登録責任者情報に関する質問書」をメールまたはFAXにて送付いたします。内容をご確認頂き、必要事項をご記入の上、当事務所までご返送下さい。

➁ ➀の書類の内容確認後、当事務所より必要書類のご案内を送付いたします。ご案内の必要書類をご準備下さい。

➂ 報酬及び登録料のお支払い

④ お預かりした書類を基に、当方にてシステム登録を行います。

➄ 登録完了

申請から登録完了まで2か月程度お見込み下さい。

事業者様には、アンケートへの回答と必要書類の準備、同意書等へのご署名を頂きますが、それ以外の手続きは当方が代わって行います。

登録手続きは当方へお任せいただき、事業者様の大切な時間はぜひとも本業に費やしてください。

建設キャリアアップシステムについては、国交省の方針を考えても、今後必ず登録が必要になってくるものであると思います。

申請~登録まで1,2か月かかるといわれており、申請者が殺到した場合はさらに時間が掛かる可能性もあります。

登録手続きはお早めに済ませることをオススメいたします。

手続きに関すること、その他ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

以上、静岡県富士市の行政書士、髙橋なつきでした。

Follow me!