建設キャリアアップシステム

こんにちは。静岡県富士市の行政書士、髙橋なつきです!

先日建設キャリアアップシステム(CCUS)登録行政書士講習を受講し、受講済証が発行されました!

CCUS受講済証 建設キャリアアップシステムの内容・運用方法等に関する講習を受講した者に発行される受講済証です

ところで、皆さんは「建設キャリアアップシステム」をご存知でしょうか?

建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)とは、現場で働く技能者の資格、社会保険加入状況、現場の就業履歴等を登録・蓄積する仕組みです。

2019年4月から本運用が開始され、令和5年度までにあらゆる工事でのCCUS完全実施に向け、現在公共工事現場を中心に普及が進んでいます。

2021年11月末時点での登録者数(本システムに登録している技能者の数)は728,539人、事業者数(本システムに登録している事業者の数)は144,322となっています。この数は技能者全体のおよそ2割、事業者のおよそ7割を占めます

建設キャリアアップシステムを導入している現場では、現場にICカードリーダーが設置され、現場に入る技能者は自身が持つ建設キャリアアップカード(運転免許証のような顔写真付きのカード)をカードリーダーにかざすことで、就業履歴を蓄積することができます。

事業者のメリット・技能者のメリット

CCUSを導入することは、事業者・技能者双方にメリットがあります。

1)技能者のメリット

・自己の経験・能力の証明が容易になる

・年収目安が明確化されることにより、自己の経験・能力に見合った賃金の実現

2)下請業者側のメリット

・自社が雇用する技能者の数や保有資格、社会保険加入状況等が明らかになり、取引先からの信頼が得やすくなる(企業の実力の見える化)

・IT化による事務の省力化、賃金や代金支払いの根拠が明確になり、透明性が向上する

3)元請/上位下請業者側のメリット

・下請事業者の実力や技能者の資格等の確認ができ、施工の安心感につながる

・現場管理の効率化

・施工管理体制台帳、作業員名簿の作成、建退共の証紙受払・貼付等の作業の簡素化、ペーパーレス化

・外国人労働者の資格等の確認が容易になる

上記のように、技能者・事業者それぞれにとってメリットがあり、建設業界全体としては、CCUSが普及することで

〇若い世代への建設業のイメージアップ

〇真に実力がある企業が選ばれる透明性の高い建設市場への変革

〇施主に対する価格交渉力アップ(エビデンスに基づく請求が可能に)

などの効果が期待できます。

利用には登録が必要です

CCUSを利用するためには、事業者・技能者共に登録が必要です。

当事務所では、CCUS登録行政書士による代行申請を承っております

「登録したいけれど、どのように手続きしたらいいか分からない」

「元請から求められているが、忙しくて手続きする時間がない」

など、登録手続きでお困りでしたら、是非当事務所へご依頼ください。

お客様に代わり、お手続きと運用のサポートをさせていただきます。

登録手続きに関し、ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。

地域密着行政書士として、地域の皆様のお力になれるよう精進いたします!

ここまで読んでいただき有難うございました。

以上、行政書士の髙橋なつきでした^^

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