経営戦略策定1

経営支援担当の高橋祐貴です。

今回は経営戦略について導入の説明をいたします。

経営戦略はボリュームが大きいので何回かに分けます。


さて、みなさまの会社では、経営戦略はありますか❓

ある❗という経営者様、さすがです。(では、実行できていますか?)

ない😅という経営者様、ご安心ください。

のちほど説明いたしますが、小規模企業の半分は経営戦略策定していません。

当事務所が受ける相談は「売上を伸ばしたい」📈という案件が多いですが、

売上を伸ばすのにはどうしたらよいのでしょうか。

そうです。

「経営戦略」が必要ですね!

経営戦略は売上を上げるための「すべ」

当事務所が考える経営戦略とは、

人の役に立つために、効率よく売上をあげるための「すべ」です。

ここでいう「経営資源」とはなんでしょうか?

そうです。

「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つです。

自社の内部環境を分析するにあたり、この4つの視点で考えると「ぬけ」「もれ」「ダブリ」なく検討することができます。

そして、それらを検討した結果、問題点を発見し、

課題を抽出して市場と競合に対する「変化」に対応する解決策を講じていきます。

その解決策としての「すべ」=「術」がないと、企業は持続的な経営をしていくことが難しくなります。

なぜなら、市場と競合は常に変化しています。

その変化への対応をすることが持続的な経営に必要だからです。

持続的な経営には「変化」が必要

企業は変化を嫌います。

自社を思い返してみてください。

「毎日同じような作業、業務を行い、何事もなく仕事を終えたい」

社長も含め社員の皆様はそう思ってませんか❓

それが人としては当たり前です。

もちろん、社員の業務は標準化される必要がありますが経営者は違います。

経営者は戦略的意思決定=非定型業務の意思決定に集中しなければなりません。

経営者は、会社を揺るがすような脅威や変化に常にアンテナを張り

意思決定を繰り返していく必要があります。

この、社員の業務の標準化、社長の意思決定の判断軸に対して経営理念が必要であり

「すべ」=「経営戦略」が必要になってくるのです。

小さな企業の半分は経営戦略がない

次の図は、小規模企業白書からの資料です。

小規模企業とは製造業その他は20名以下、サービス業は5名以下の企業をいいます。

資料からは個人・法人合わせて54%が経営計画(経営戦略)を持っていないことになります。

半分の企業は、これだけ成熟した日本市場において、すべを持たずして経営している状況であることが言えます。

裏を返せば、この半分の企業には、経営戦略を策定して実行していけば勝っていくことができる、と言えます。

(言うは易く行うは難しですが、行うには根性ももちろん必要です💦)

経営戦略を持たなくてもいい企業がある

実際に経営の方針は企業それぞれです。

例えば、ビジネスで成功したい・事業を拡大したい方もいれば、

日暮らしの経営が理想・趣味でやっているという方もいます。

もちろん前者は経営戦略が必要ですが、

後者は「売上を上げるすべ」を考えるよりは楽しみながらやるほうがうまくいくでしょう🙂


さて、売上を上げたいという相談が多いなかで、

経営戦略(経営計画)を策定されている企業は多くありません。

このページを読まれている方は、

ビジネスで成功したい・事業拡大したいと考える方が多いと思います。

「売上を上げたい、事業を拡大したい」という企業で、

経営戦略を策定していないのであれば、

それは競合企業がいる状況では勝ち目がありません💨

自社の外、つまり「外部環境」を分析して相手はどうなのかを知り、

「内部環境」として自社を知り、

そこからわかる変化に対して戦略をたてる必要があります。

何はともあれ、経営戦略の策定は経営理念から

経営戦略を考える上では、

そもそも経営者がどのような目的で事業を行っているのかを明確にする必要があります。

それを「言葉」で示して、経営者だけでなく社員に明確に示して「浸透」させていく必要があります。

経営理念は、経営者の想い、方針、理想、価値観を言葉で示したものです。

想像していただければわかるように、経営理念は抽象的な概念です。

「社会のために~」「お客様のために~」「豊かな社会を創造する~」などといった表現が多くありませんか?

経営理念は企業経営の最上位概念、目的となるために抽象的な言葉になります。

そして、経営=人の役に立つこと、であれば、

やはり上にあげたような理想的な言葉になってくるでしょう。

経営理念は企業で遂行する全ての判断軸になる

経営者の企業経営に対する意思決定、

社員の業務遂行時に迷ったときや行き詰まった時は、

経営理念に助けを求めることができます。

これは、社長だけでなく社員・パート・アルバイトの方にも言えることです。

業務遂行で迷ったときは、必ず経営理念に沿って判断をする必要があります。

個々人が全然違う理念認識の下で行動していると、企業経営や業務にバラツキがあらわれます。

それが重なると、まとまりもなく、経営資源を効率的に回すことができずに経営に行き詰ってしまうでしょう。

経営理念は会社の一貫性を保つことができ、会社をより強固なものにすることができます。

経営戦略の策定手順

これについては、次回以降に掲載していこうと思います😊


余談ですが、、、、、、、、

「売上UP」、「マーケティング」、「集客」のセミナーはあふれていますが

経営戦略策定のセミナーが少なくありませんか❓

「売れる」「マーケティング」といった方が経営者にウケるので、

そういったセミナーが中心になるのではないかと考えています。

しかし、企業としてマーケティングや売れる算段を考える前にまずは経営戦略が必要です。

自社が策定した経営戦略にガッチガチにハマる必要があります。

部分最適」ではなく「全体最適」を考えるのが経営戦略です。

まずは簡単でもいいので戦略を立ててみることをお勧めします👍

Follow me!