BCPにおける防災計画

こんにちは、経営支援担当の高橋祐貴です😊

6月21日、静岡県富士市の市民講座「防災力UP講座」に参加しました。

この講座は全3回の講座です。

修了すると「しずおか県民カレッジ」の5単位認定されるとのこと!

あいにく私の大学院の単位認定とは交換性はなさそうですが、

市民もこのように学ぶ機会があるのは公民館講座の良いところです👍

今回の1回目の講座では、地震・防災の観点からBCPを考えることができました。

(BCPと防災計画は違いますが、BCPは防災計画を包括するものです

今回の防災力UP講座から得たことは、

ハザードマップや波の高さやその具体的な数値でもありませんでした。

私が得たことは「行動すること」です。

BCPは考えるより行動することが一番大事

BCP事業継続計画を作るために、

会議を開いたり、モノを購入して準備したりetc,,,する。

このように行動することが大事です。

どれだけ知識を蓄えて緻密に計画を作っても、

いざ災害や不測の事態が発生したときには、

あいにく計画通りに機能することは難しいでしょう。(だから想定外であり、不測の事態なのです)

しかし、計画を自社の手足を使って作っていくことで見えてくる課題があります。

その課題に取り組むこと=行動することがBCPとして一番価値があることになります。

復旧時間をいかにして短くできるか、

いかにして通常営業に戻すか、

今、行動することが企業継続を分けます。

ですから、中小企業支援をお手伝いする立場としては

中小企業の皆様にはまずは「行動」をしてほしいです。

【行動の具体例】

・計画を入力してみる

・BCPについて会議を開く

・BCPに応じた「モノ」を新たに用意する

防災力UPのための3つのポイント

さて、防災力UP講座(地震編)で重要だと感じたことは3つあります。

自宅・会社避難、トイレ、モノ固定の3つです。

避難場所は自宅や会社を検討

2016年4月に発生した熊本地震では、避難所が数多く設置されました。

しかし、数日で2回も続いた大きな地震で避難者が殺到してしまい、地震関連死が多かったことも特徴です。

また、避難所の人数が多すぎて自主防災活動や避難所自治が苦労したようです。

ここから言えることは、地震が起きたらまずは身の回りの危険を回避します。

そして、危険が回避でき、安全性があると判断できた場合は自宅や会社を避難場所とすることです。

行政が学校等に設置する避難所の位置づけは、

「自宅での避難が困難な場合の受け入れを想定」しています。

市民全員が一斉に学校等の非難所に来ることは想定していません。(私たちも認識しなければなりません)

よって、スペース、食料、トイレは限られています。

見慣れない方も多く、逆に、身近な方が近すぎてプライバシーを考慮することも大変でしょう。

避難所の環境を保つため、そして各自のプライバシーを確保するためにも、

各家庭、各社がそれぞれ備えをしておく必要があります。

トイレは各社・各家庭で用意

大規模地震では、水道が復旧するには5日~1週間はかかるようです。

飲み水の確保は、昨今の防災意識の高まりから保存水は比較的準備しやすいようです。

しかし、トイレは断水のために流れなくなります。

そこで困るのがトイレ事情です。

人は少ない人でも1日5回は用をたすとのことです。

昨今の感染症からも、私たちは衛生面の大切さ知っています。

例えば私の住む富士市の約25万人が一斉に外で用をたしたらどうでしょう。

ひどい衛生環境になってしまうことは容易に想像てきますね。

100円ショップの活用

今では100円ショップでも携帯トイレやアルコール消毒、マスク等の衛生用品がそろっています。

講座では、携帯トイレは1日5回×人数分×7日分あるといいとのことでした。(やや多い気もしますが、、、)

幅広くそろえることも防災としては大事ですが、

BCPと同じように、「ボトルネック」として一番大きなダメージがある点に絞って

優先順位をつけて対策することをお勧めします。(今回のボトルネックは上にあげたこの3点です)

また、ホームセンターでは組み立て型の仮設トイレや強化段ボールの非常トイレが売っています。

衛生面は人により捉え方が異なります。

女性・男性・子供・大人でも大きく異なりますが、

用を足すという中核機能を満たすものとして、すぐに手ごろに購入できる100円の携帯トイレをお勧めします。

昨今のように地震が増えたり、中規模の地震があったりすると、防災関係の商品は品薄になります。

今から、備えましょう

今スグです!!

事務所の備品・設備の固定、自宅の家具固定

1995年1月に発生した、阪神淡路大震災では死者の半数が圧死でした。

これは家具の固定、備品設備の固定で大幅に減らすことができます。

つまり、単純に固定するだけで地震での危険を回避できます!!!

静岡県富士市では、65歳以上の方に無料取り付けサービスがあります。

出所:富士市公式ホームページ

みなさまの住む自治体でも、同様のサービスがあると思います。

ぜひ活用して圧死のリスクを減らしましょう。

リスクを簡単に減少できる対策です。

何はともあれ、BCPはまずは行動すること

さて、3つを私が学んだポイントとして挙げましたが、

やはり行動することが大事です。

個人・世帯では取り組めることも、会社・企業だと他人事になってしまいます。

備えあれば患いなし。

サステナブルな企業を目指しましょう!

以上、高橋祐貴でした😊

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