経営改善に効果的な取り組み

富士市の中小企業診断士の高橋です。

経営改善という、中小企業の企業再生のお仕事をしています🌞

経営改善の具体的取り組みは、

①売上増加↑

②コストカット↓

この2つを推し進めることです。

経営改善は誰が推し進めるのか。それは、社長です。

中小企業診断士やコンサルではありません。

以下、私が中小企業診断士として経営改善を進める上で社長にお話しする内容です。

参考になれば幸いです。

売上高増加

モノを売ってその場で売上が計上される飲食業や小売業では効果の測定ができますが、

その他の製造業、卸売業、サービス業、建設業などは効果が出るまで相当な時間がかかります。

特に、取引相手が対法人(BtoB)であれば、決済ルートも長くなり時間がかかります。

経営改善の効果が出るまで時間がかかり、途中であきらめてしまうこともあります。

経営改善というのは、努力と覚悟が必要です。

コストカット

経費削減のことです。

経費のうち、額の大きいものから検討します。

例えば、決算書の中で、「販売費及び一般管理費」で金額が大きいものは何か調べてみてください。

役員報酬、外注費、賃借料、、、、、色々とあると思います。

額が小さなものからコストカットも悪くはありませんが、

効果が小さいので優先順位としては後回しになります。

例えば、電話代やコピー用紙、を大事にする等の心構えはとても大切ですが、

経営改善としての優先順位は後回しです。

売上拡大とコストカット、どちらを優先すべきか

経営改善では、コストカットが最優先です。

売上高が5000万円で売上高営業利益率が6%だとします。

すると営業利益は300万円です。

300万円の営業利益を得るためには、

5000万円の売上高をあげなければなりません。

5000万円の売上を達成するには、

誰かにモノやサービスを買ってもらうため、

自社の力だけで5000万円の売上を達成できるわけではありません。

一方、コストカットはどうでしょうか。

販売費一般管理費の中で金額の多いものから、

例えば「外注費」「賃借料」「役員報酬」などから

合計で300万円の経費削減ができたとしましょう。

すると、あっという間に営業利益へ300万円が貢献できます。

しかも、自社内だけで営業利益を改善することができるのです。

必要以上に引き締めてコストカットをしてしまうと、

別の部分にゆがみが出てしまいますので注意が必要ですが、

「これ以上、コストカットできない」というときこそ、額の大きな経費から再度検討してみましょう。

経営改善の順番

①コストカット(経費削減)

②売上拡大

この順番です😊

コスト削減は、金額のデカイものから取り組んでみましょう。

中小企業診断士の高橋祐貴でした🌞

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