つかえるBCP事業継続計画
こんにちは、経営支援担当の高橋祐貴です。
梅雨の合間の晴れがとても気持ちがよい今日この頃😊
本日は、BCPについてです。
BCP事業継続計画の関心が上昇
当事務所では、開業当初からは経営相談としてマーケティングの相談が多くあります。
しかし、明らかな相談案件の変化があります。
BCPの相談が急増しています。
- 海の近くに工場があるから真剣に対策をしたい
- 従業員人数は少ないけど、お客様が多くてどうしよう
- 感染症にかかったときの社内、社外対応はどうしたらいいかわからない
などなど、当事務所に寄せられた相談です。
緊急事態の企業としての対応、つまりはBCPへの関心が高まっているのでしょう。
考えてみますと、私たちの身の回りはリスクだらけです。
自然災害、感染症拡大、リコール、偽装など、社会ニュースには不測の事態が多いものです。
BCP事業継続計画は、緊急時に機能しなければコストになってしまう!?
当事務所にご相談いただき、実際に企業にお伺いして可能な限りの策定のヒントをお伝えさせていただきます。
そんな中、私がお伺いしたある会社さんではこんなことがありました。
同社には、過去にある先生が作ってくださった見事なBCPがありました。
「緊急事態にこれを実施できますか?」
と私がお伺いしたところ
「実際は無理でしょうね」
とのことでした。
せっかくつくったBCPがなぜこのようなことになるのでしょうか。
要は、現場と乖離していたのです。
BCPについて、社長と先生だけで話し合い、先生が作った理想的な計画書となって、他の従業員は知る由もなかったのです。
機能するBCPは自社で手足を使いましょう
私は、何件かBCPの策定支援を通じて感じることがあります。
それは、機能するBCPは自社で手足を動かしてみんなで作るものということです。
誰かに任せて作ってもらうと、形としては立派な計画書ができます。
しかし、中身は現実味を帯びてないことが多く、そのまま会社のデスク内にしまわれて、従業員からはBCPってなに?という状況になっているようです。
これでは、緊急事態に機能するとは言えないでしょう。
BCPを作るときは、しっかりと従業員を交えて、手足を動かして頭を使って作る覚悟が必要です。
時間が限られているのであれば、その時間だけでも構いません。
短時間でも自社で考えることが大事です。
そうすれば、緊急事態に実際に機能するBCPができるはずです。
せっかく作るなら、機能するBCPを策定してみませんか
当事務所はBCP策定のファシリテーターです!
当事務所では、BCPをつくりません。
機能するBCP策定におけるファシリテーターを得意としてます!
どうか、つかえるBCPが世に広まりますように。
私が大学院で研究しているリスクマネジメントも、きっと役に立てると思います。
以上、高橋祐貴でした。