事業継続力強化計画の認定
こんにちは、経営支援担当の髙橋祐貴です🙂
この度、当事務所は経済産業省より「事業継続力強化計画」の策定事業者に認定されました。
私が通っている大学院が休みの夏期休暇を使って、
研究で考えたリスクマネジメントを実践すべく所長と協力して策定しました。
策定してよかったことは、不測の事態にどうしたら行政書士業務、経営支援業務が続けられるかの
本質を考えることができ、早く事業を立て直して継続するには何が必要かを把握して、
実際に既に行動できた点です。
事業継続力強化計画とは
事業継続力強化計画は中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が「事業継続力強化計画」として認定する制度です。(中小企業庁HPより)
つまりは、災害時に事業継続ができるように、中小・小規模企業もあらかじめ準備しておこうといいうものです。
BCPの簡易版と考えて良いかと思いますが、
BCPには認定制度は「BCP特別融資保証枠」を除き、外部で認証する機関はありません。
この事業継続力強化計画は経済産業省の各経済局が策定内容を精査して、
計画内容が適正であると認めた場合は認定証が発行され、経済産業省HPに事業所名が公表されます。
また、このWEBページにも掲載している認定ロゴマークの使用が認められます。
この計画は、不測の事態が発生した時のたにどうすれば事業を早期に復旧できるかを想定し、
今はそのために、何に取り組めばいいのかを把握することができます。
そして、この認定を受けた企業は税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策が受けられます。
ものづくり補助金をとる方は必須と考えていいでしょう。
このような特典をつけないと、どうしてもリスクマネジメントとして取り組むことが後回しになってしまいます。
企業を取り巻くリスクは突然降りかかってきます。
保険と同様に、事前に、事業活動が継続できるように計画をたてておきましょう!
策定方法は簡単!
①中小企業庁WEBページからフォーマットをダウンロード。
②記載例を基に自社にあてはめて自分で作ってみる。
③うまくいかない場合や、アドバイスが欲しい場合は中小企業基盤整備機構や最寄りの専門家に問い合わしてもいいでしょう。
④事業所最寄りの経済局へ郵送。
⑤場合に応じて、同局より修正加筆が入ります
⑥認定☆
事業を継続するにあたって本当に大事なことは、計画を作る上で自社のボトルネックやコアコンピタンス、要は「一番大事なものは何か」を考えることにあると考えます。
みなさんの事業所で一番大切なもの、一番の強みは何ですか?
不測の事態にはそれらを復旧させるにはどうすればよいか。
それを考え続ければ自ずと計画が立てられると思います。
リスクを認識しづらい毎日ですが、いつかは不測の事態が起きてしまいます。
今から備えていきましょう。