やっぱりエンディングノートが大事!と思った件について
こんにちは!静岡県富士市の行政書士、髙橋なつきです。
突然ですが、皆さん今期の朝ドラ「舞いあがれ」はご覧になっていますか?
私は現在進行形でドはまりしており、毎朝8時までには家事を終え、テレビにかじりついて観ています
(朝ドラは前々作の「カムカムエブリバディ」もはまりすぎて朝からボロボロ泣いていましたw)

浩太お父ちゃん(高橋克典さん)の突然の訃報から、めぐみお母ちゃん(永作博美さん)が会社「IWAKURA」を
畳む決意をしたものの、従業員の会社と仕事への熱意を目の当たりにしたことで、一転自分が社長となって会社を存続させる決意
を固めました。
物語の主人公、岩倉舞(福原遥さん)も会社の経営回復を目指し、パイロットの道を諦め母と共に事業を支えることとなります。

・・・というのが先週までのあらすじです。
かなりかいつまんでいるのでなんのこっちゃと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
わたくし、毎日泣きっぱなしです。
ただでさえリーマンショックという大きな荒波が会社を襲う中、大きな大黒柱を失って更に路頭に迷うIWAKURA。
そんな中でも「誰一人辞めさせない」と、リストラをせず事業再建の道を探すお父ちゃん。
そんなお父ちゃんの仕事への想いや従業員を大切にする風土がドラマのシーン一つ一つに丁寧に反映されていて、
それだけでも胸が熱くなります。
お父ちゃんのやさしさが形になったような株式会社IWAKURA。しかしながらお父ちゃんは志半ばで倒れてしまいます。
めぐみさんが社長となり、会社を続ける方向にはなったものの、
「経営をしらない奥さんが事業を行えるほど、この世界甘ないですよ」
と、取引先からも次々に距離を置かれてしまいます。
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今日のブログは朝ドラの紹介か?と思われそうですが、違います(笑)
主人公たちの置かれた状況を一歩引いてみると、「こうしておけばよかった」ということが色々見えてきます。
IWAKURAは東大阪でねじをつくる町工場として、お父ちゃん(岩倉浩太)の祖父が立ち上げました。
浩太さんはもともと飛行機を作る会社(だったかな?)で技術者として働いていたものの、先代の父が突然亡くなり稼業を継ぐこととなります。
その当時を振り返り、古くから工場で働く笠巻さん(古舘寛治)はドラマ内で
「工場のことよう知らん若い兄ちゃんが来て、会社継ぐと言ったけど、半年もたんと思った」(髙橋意訳)
と言っています。
浩太さんもお母ちゃん(めぐみさん)と同じく、先代の突然の訃報から、思いもよらずに社長となったわけですね。
おそらく、ねじを作ったり、経営をしたりすることは初めての経験でしょう。浩太さんもはじめはたくさん苦労したと思います。

ここで、初めての人が事業を行うことの難しさを感じていた浩太さんが、例えば
「自分にもしものことがあったとき、経営について自分だけがわかっているのでは駄目だ。
誰か引き継げるように後身を育てておこう」
と準備していたら、もしかしたら今回のように突然自分がいなくなってしまったとしても、後継者がスムーズに事業を継承できるなど、
状況は変わっていたかもしれません。
そうなってしまってはドラマとして面白くないかもしれませんが(笑)
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中小企業や個人事業主は、どうしても経営者自身がプレイヤーであり、常に自分が最前線で動き続けるモデルになってしまいがちです。
しかしながら、人が少なく替えが効かないからこそ、もしもの時を想定して、
「自分がいなくなっても存続できるしくみ」
を整えておくことが大切だと、ドラマを見てつくづく思ったのでした。
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そして、これは相続においても似たようなことが言えるな、と思います。
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自分にもしものことがあったとき、お墓はどうするか。財産はどうするか。
飼ってるペットは?公共料金の引き落としはどうなってるか?
自分だけが分かってる状況になっていませんか?
もしそうならば、万が一の時に家族が困ってしまうかもしれません。
生きているうちから財産その他についておおっぴらにする必要はありませんが、
万が一のときに、残されたものが困らないように引き継げるしくみについては、
元気なうちから考えておいてもいいかもしれません。
「転ばぬ先の杖」とはよく言ったもので、万が一に備えておけば、自分自身もご家族も安心ではないでしょうか?

朝ドラを観ながら、改めて大事なことはメモにまとめよう、近いうちにエンディングノートも書いてみようかと
思うのでした。
今回は雑感を通してもしもの時に残された人に引き継げる状況づくりの大切さを感じたというブログです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
行政書士の髙橋なつきでした^^
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