【建設キャリアアップシステム】利用状況と早めの登録のススメ
こんにちは。静岡県富士市の行政書士、高橋なつきです。
本日は、建設キャリアアップシステムの利用状況についてお話していきたいと思います。
2019年度より本格運用が始まった建設キャリアアップシステムですが、昨年10月には技能者登録数が100万を突破し、
全技能者のおよそ3人に1人が建設キャリアアップシステムに登録している状態となりました。
直近のデータ(2023年2月末現在)では登録者数は110万人となり、建設キャリアアップシステムを利用する技能者の数は増え続けています。
建設キャリアアップシステムの運用が始まった当初、国は令和5年4月から「あらゆる工事におけるCCUS完全実施」を目標としておりました。
しかしながら、当初の目論見ほど登録事業者数・技能者数ともに伸び悩んだこと、現場へのシステム浸透がそこまでスピーディではなかったこともあり、
現状も技能者全体の3分の1程度の登録にとどまっています。
しかしながら、当初の予定よりずれこんでいるとはいえ、着実に現場での建設キャリアアップシステムの利用は進んできています。
当事務所のある静岡県富士市も例外でなく、建設キャリアアップシステムにて就業履歴を蓄積するためのカードリーダーの設置された現場は少しずつですが増加してきている印象です。
「必要になってから」では間に合わないことも!早めのお手続きを
事業者様の中には、「(建設キャリアアップシステムが必要な)現場が決まったら、登録手続きをしよう」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、建設キャリアアップシステムは手続きすればすぐ登録できるものではありません!
現場に入るための技能者カードが届くのに、登録してから数日~数週間かかるのです。
これからますます浸透していくであろう建設キャリアアップシステム、必要になってから慌てるのではなく、お早目に手続きを済ませておくことをオススメいたします。
当事務所では、建設キャリアアップシステムについてのご質問・ご相談を受け付けております。
ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談くださいませ。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
静岡県富士市の行政書士、高橋なつきでした。